乳酸菌が順調に生育するためにはエネルギー源となる糖分の他、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが欠かせません。それらは植物細胞の中に包み込まれていますが、植物細胞には苦み成分や辛み成分(ポリフェノール類など)が含まれており、細胞が壊れるとそれらも同時に出てきます。植物由来の乳酸菌はこれらの成分の中で生き抜き、発酵しなければなりません。このような環境に育った植物由来の乳酸菌は苛酷な環境に耐えて生きる力があり、ヒトの消化管に入っても胃酸や胆汁酸などの強い消化液の中を耐えて生き抜き腸にまで到達することができるのです。多くの植物由来の乳酸菌は生きて腸にまでたどり着くので、腸内環境の改善に役立つ優れものと言えます。