当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、一部に足踏みが残るものの、全体的には緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、物価上昇や海外景気の下振れの影響も懸念され、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
みそ業界におきましては、減塩みそ等の付加価値商品の増加がみられる一方で、市場全体では厳しい状況が続いております。
豆乳業界におきましては、リピート購入や料理への活用等により需要が拡大している無調整豆乳を中心に、市場は底堅く推移しております。
このような環境の中で、当社グループは「健康で明るい生活へのお手伝い」を企業理念に定め、安全で安心できる製品の供給、企業活動を通じた社会貢献及びコスト削減に努め、経営基盤の強化に取り組んでまいりました。
今後の見通しとしては、みそ事業は、引き続き「量(ボリューム)」から「質(バリュー)」へ販売施策の転換を図るとともに、事業の再構築を進めることにより新たな価値の創造を図ってまいります。豆乳飲料事業は、付加価値商品の開発や新たなビジネスモデルへの挑戦によりブランド価値を高め、さらなる事業拡大と競争力の強化に取り組んでまいります。
今後も引き続き安全、品質、環境、衛生面において細心の注意を払い、安全で安心できる製品作りを目指していく所存であります。
代表取締役社長
堺信好
健康で明るい生活への
お手伝い