豆乳とお酒の関係
最近では、外食でお酒を楽しむよりも、自宅での食事と一緒にお酒を飲む機会が増えてきたのではないでしょうか。また、健康を意識した食生活を心がける人も多くなっています。そんな中、今回はご家庭でお酒を飲む際に、豆乳を取り入れるメリットについてご紹介します。
メリット①:食事による血糖値の上昇を穏やかにしてくれる!
豆乳に含まれる大豆たんぱく質は、食事による血糖値の急激な上昇を穏やかにしてくれます。血糖値が急激に上がると、体はその血糖値を下げるために大量のインスリンを分泌します。この過剰なインスリン分泌は、太りやすい体質を作るだけでなく、分泌される臓器への負担も大きくなります。
大豆製品を一緒に摂取することで、血糖値の上昇が緩やかになり、満腹感も長く続きます。これにより、臓器への負担も軽減されます。このような理由から、お酒を飲む際には豆乳を取り入れることをお勧めします。特にウイスキーの豆乳割は、スッキリとした飲み心地でお勧めの飲み方です。
メリット②:食欲を抑えられる!
豆乳に含まれる大豆たんぱく質には、食欲を抑える効果があります。お酒に含まれるアルコールは、食欲に関わる中枢を麻痺させるため、お酒を飲むとつい食べ過ぎてしまうことがあります。アルコールが満腹信号を邪魔するため、いつまでも食べ続けてしまうのです。
このような場合、豆乳を活用することで食べ過ぎを防ぐことができます。豆乳は牛乳よりも脂質が少なく、食前に飲むことで満腹感を得ることができます。これにより、食欲を抑えて食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。豆乳で割ったカクテルなどは、食前酒としても良い働きをしてくれるでしょう。
豆乳を使ったおすすめの飲み方
- 1. ウイスキーの豆乳割り
- ウイスキーの豆乳割りは、スッキリとした飲み心地で、血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。豆乳のまろやかさがウイスキーの風味を引き立て、お酒を楽しみながら健康管理もできる一石二鳥の飲み方です。
- 2. 豆乳カクテル
- 豆乳をベースにしたカクテルは、食前酒として最適です。豆乳にフルーツジュースを加えることで、ビタミンやミネラルも摂取でき、美味しくヘルシーなカクテルを楽しむことができます。
まとめ
お酒を飲む際に豆乳を取り入れることで、血糖値の急激な上昇を防ぎ、食欲を抑えることができます。これにより、健康的な食生活を維持しながらお酒を楽しむことができます。ぜひ、次回の家飲みの際には豆乳を活用してみてくださいね。
お酒を楽しむ際には、適量を守り、健康を意識した飲み方を心がけましょう。豆乳を取り入れることで、さらに健康的なライフスタイルを実現しましょう。
監修
小川 静香先生
管理栄養士・公認スポーツ栄養・博士(医学)
日本女子大学家政学部卒業後、東北大学大学医学系研究科運動学分野を修了。企業では、豆乳や大豆の機能性に関わる研究に従事し、管理栄養士として幅広く活動してきた。趣味の筋トレとトライアスロンのトレーニングにみそや豆乳を活用し、体作りや大会に向けたコンディショニングを実践する中で、スポーツ栄養の重要性を感じ、アスリートへの栄養サポートを実施。最近では腸内環境を専門的に学び、その知見をいかした栄養セミナーなども行っている。