ラテアート世界チャンピオン直伝!おいしいソイラテの作り方
ヘルシーなカフェカスタムメニューとして人気の“ソイラテ”とは、どのような飲み物なのでしょうか。当記事では、カフェラテとの違いやソイラテの特徴、おいしいソイラテの作り方について、ラテアート世界チャンピオンである小川珈琲吉川バリスタにご紹介いただきます。
カフェラテとソイラテの違い
- カフェラテ:
- たっぷりの牛乳に濃い目に抽出した(エスプレッソなど)コーヒーを混ぜたもの。ミルキーな味わいが理想です。
- ソイラテ:
- 牛乳ではなく豆乳を使ったカフェラテ。強すぎないコクと優しい甘さがコーヒーの風味を引き立てます。「ソイ」は英語で「大豆」の意味を持ち、豆乳を表しています。
コーヒー×豆乳の黄金比
豆乳製品はものによって大豆の風味と質感(液体の量感や質)が異なります。美味しいソイラテに重要なのは、豆乳の『風味と質感』を活かすことです。また、豆乳の自然な甘さが引き立つようなコーヒーを選び、コーヒーの濃度を調整することもポイントになります。
豆乳メインのソイラテを作る場合は、豆乳の風味が飲み終わったあとも余韻として続く味わいがベストです。
ラテアート世界チャンピオン直伝!おいしいソイラテの作り方
自宅で本格的なカフェ気分を堪能したいけど、自分で作るのはハードルが高いと思っている方も多いのではないでしょうか。そんな初心者の方向けに、エスプレッソマシンを使用した作り方に加え、ドリップコーヒーを使用して簡単にできるソイラテの作り方を紹介します。
1.エアロプレス抽出パターン
材料
- 豆乳(有機豆乳無調整or調製豆乳)
- 130g
- コーヒー(カフェインレス・エチオピア・モカ)
- 20g
- お湯(91℃)
- 80g
コツ・ポイント
コーヒーは少量抽出でエスプレッソ風の濃い味わいに仕上げると、本格的なソイラテの味わいに近づきます。
作り方
コーヒーを極細挽~細挽に挽く。
ペーパーフィルターを付けたキャップをチャンバーにセットし、サーバーにのせる。
※キッチンスケールにカップごとのせる。
1のコーヒーをチャンバーにいれる。
3に30gのお湯を注ぎいれる。
※粉全体に優しくかけまわす。
30秒待つ(蒸らし)。
さらに、50gのお湯を注ぎいれる。
プランジャーを5㎜程度、チャンバーに差し込み20秒待つ。
優しくプレスする。
※キッチンスケールからおろしてプレスする。
温めた豆乳をカップに注ぎ、8のコーヒーを混ぜる。完成。
アイスの場合は、手順9の前にカップに氷を入れて作ってみてください。
2.簡易ドリップコーヒーパターン
材料
- 豆乳(有機豆乳無調整or調製豆乳)
- 130g
- ドリップコーヒー(HOUSE BLEND KYOTO)
- 1個
- お湯(91℃)
- 80g
コツ・ポイント
30秒蒸らしをしっかり待つようにしてください。
お湯を注ぐスピードは急がずに一定のスピードを意識しましょう。
作り方
ドリップコーヒーをカップかサーバーにセットする。
※キッチンスケールにカップごとのせる。
20gのお湯を注ぎいれる。
※粉全体に優しくかけまわす。
30秒待つ(蒸らし)。
30gのお湯を注ぎいれる。
もう一度、30gのお湯を注ぎいれる。
※落ちきったら抽出は完了。
温めた豆乳をカップに注ぎ、5のコーヒーを混ぜる。完成。
アイスの場合は、手順6の前にカップに氷を入れて作ってみてください。
エスプレッソマシンがなくても、自宅で本格的な味わいのソイラテを楽しむことができます。おいしいソイラテで、自宅でカフェのようなひとときをお過ごしください。
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監修
吉川寿子 さん
小川珈琲チーフバリスタ
2013年にJLAC(ジャパンラテアートチャンピオンシップ)で優勝し、日本代表として参加したWLAC(ワールドラテアートチャンピオンシップ)で世界チャンピオンに。現在は後進の指導や競技会トレーナー、セミナー講師など多岐に渡って活躍。「小川珈琲」のチーフバリスタを務める。