コレステロールと中性脂肪の違い
「中性脂肪」はトリグリセライドとも呼ばれ、体内でエネルギー源として使われます。余分なものは肝臓や脂肪組織に蓄えられ、内臓脂肪や皮下脂肪となります。エネルギーが不足すると、必要に応じて脂肪酸となって、燃焼されます。つまり、中性脂肪は"貯蔵用のエネルギー"です。一方、コレステロールは細胞膜やホルモンの一部となるもので、"体をつくるもの"です。
脂質の一種で、体に必要なものです。
体をつくっている細胞の膜の材料となります。
人間の体は60兆個もの細胞でできています。その細胞は膜によって外部の環境から守られています。細胞の膜はリン脂質、たんぱく質、コレステロールからできており、コレステロールのおかげで丈夫な細胞膜をつくることができます。
体の調節に欠かすことのできない副腎皮質ホルモンや性ホルモンは、コレステロールからできています。
脂肪の消化・吸収を助ける働きをする胆汁酸は、コレステロールからできています。胆汁酸が不足すると、脂肪やビタミンAやビタミンEなどの吸収が悪くなります。
HDLというたんぱく質によって運ばれるコレステロールをHDLコレステロールと言います。また、LDLというたんぱく質によって運ばれるコレステロールをLDLコレステロールと言います。(コレステロールを運ぶたんぱく質によって呼びわけられており、コレステロールが2種類あるわけではありません。)
いろいろな臓器で使い切れずに余ったコレステロールや血液の中や血管の壁からコレステロールを回収し、肝臓に戻します。
肝臓で作ったコレステロールを全身の組織へ運ぶ働きがあります。
コレステロールと中性脂肪の違い
「中性脂肪」はトリグリセライドとも呼ばれ、体内でエネルギー源として使われます。余分なものは肝臓や脂肪組織に蓄えられ、内臓脂肪や皮下脂肪となります。エネルギーが不足すると、必要に応じて脂肪酸となって、燃焼されます。つまり、中性脂肪は"貯蔵用のエネルギー"です。一方、コレステロールは細胞膜やホルモンの一部となるもので、"体をつくるもの"です。