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マルサンアイの大豆へのこだわり

マルサンアイは創業時から次世代のたんぱく質源として
「大豆」の可能性を追求しています。
大豆商品の会社だからこそわかる
マルサンアイの
こだわりの大豆について詳しく解説します。

大豆にはどんな歴史があるの?

ダイズはラテン語の種名を「Glycine max亜種」あるいは「Glycine soja亜種」という植物であり、「甘い豆」という意味を表しているといわれています。ダイズの起源は、一般的には中国東北部、黒龍江沿岸といわれ、「大豆(たとう)」という言葉は、約1世紀前に使用され始めたといわれています。それ以前にも「菽(しゃく)」あるいは「菽荏(しゃくしん)」と記され、古くは4000年前から栽培されていたと推定されています。
大豆は日本には朝鮮半島を経由して約2000年前に伝来して利用されてきたといわれています。古事記には大豆の文字が使われており、古くは「おおまめ」と呼ばれていたそうです。わが国では中国との往来が盛んになった7世紀以後に大豆の利用が行われ、豆腐・味噌・醤油・納豆などの大豆食品が発達してきました。この中国との往来が揚子江流域において盛んであったことから、漢音の「大豆(たとう)」より呉音の「だいず」の呼び名が使われているのだそうです。
ただ、大豆の起源には諸説あり、最近の研究では縄文時代にすでに大豆があったという研究も報告されています。

大豆の栄養について

1.大豆のたんぱく質は良質な植物性たんぱく質です。

大豆たんぱく質は、植物性たんぱく質の中でも必須アミノ酸をバランスよく含み、「畑のお肉」と呼ばれています。しかも、消化吸収がよく、体内で利用されやすいことも特長です。

2.ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンK、ビタミンEを含んでいます。

大豆にはビタミンB群が豊富に含まれています。エネルギー代謝の補酵素として、代謝を円滑に行わせる潤滑油として働いてくれます。また、抗酸化物質としてよく知られているビタミンEも多く含まれています。ビタミンEにはα-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、σ-トコフェロールの4種類があり、なかでも、抗酸化力の強いγ-トコフェロールが豊富です。老化の原因のひとつには活性酸素による酸化作用が関係していると言われており、抗酸化作用のある栄養素を摂ることで、老化防止につながると考えられています。

3.食物繊維を多く含んでいます。

大豆にはごぼうやほうれんそうなどの野菜よりも多くの食物繊維が含まれています。食物繊維は、便通を整えて便秘を防ぐ上で欠かせないものです。また、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあります。

4.大豆イソフラボンを多く含んでいます。

女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンが多く含まれています。イソフラボンとは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをする成分です。閉経後の女性ではエストロゲンの分泌量が減少するため、骨密度が低下しやすくなりますが、イソフラボンはエストロゲンの代わりとなり、骨密度を維持するのに役立ちます。

豆乳について

豆乳とは、大豆と水を使って豆腐を作る時、にがりなどの凝固剤を加えて固める前の白い乳状の液体です。豆腐と同様中国にて古くから伝えられ、中国などでは日常朝のスープとして食べられています。しかし、日本では豆腐用の豆乳をそのまま飲もうとすると「豆臭さ」や「渋み」があるために、なかなか飲料として普及しませんでした。
昭和55年頃から大豆を最も効果的に摂取でき、大豆の栄養や機能を簡単に取り入れることのできる健康的な飲料として、「豆臭さ」や「渋み」の軽減をはかる加工技術の向上や無菌包装技術が確立され、昭和58年には年間11万klを超える一大豆乳ブームがやってきました。この時には、急激な成長の中で新規参入が相次ぎ、品質の悪い粗悪品が豆乳の評判を悪くして、一時は最大の販売時の25%まで豆乳の生産量が落ちてしまいました。その後当社など生き残った豆乳メーカーが豆乳の更なる品質向上を行い、地道な販促活動により、1996年より徐々に販売量が増え、その後BSE問題や大豆の健康効果の認知度が高まり、豆乳を愛用する人が増えています。

豆乳のJAS規格

豆乳は日本農林規格があり、この規格に基づいた表示がなされています。

JAS(日本農林規格)による豆乳の分類

用語

定義

豆乳

大豆固形分8%以上(大豆たん白質換算3.8%以上)

調製豆乳

大豆固形分6%以上(大豆たん白質換算3%以上)

豆乳飲料

(イ)果汁入り 大豆固形分2%以上(大豆たん白質換算0.9%以上)、(ロ)その他 大豆固形分4%以上(大豆たん白質換算1.8%以上)

マルサンアイの豆乳について
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発酵豆乳について

マルサンアイの「発酵豆乳」は、豆乳を乳酸菌で発酵させて製造しています。乳酸菌は、植物由来の乳酸菌(※) Lactobacillus delbrueckii subsp. delbrueckii (TUA4408L株)を使用しています。この菌株は、長年乳酸菌の研究に携わられている東京農業大学名誉教授の岡田早苗教授が、長野県木曽地方の伝統発酵漬物「すんき漬け」より分離された乳酸菌です。マルサンアイではこの乳酸菌を岡田先生より分譲いただき、商品に使用しています。
またこの菌株は、豆乳中の大豆イソフラボンを発酵の過程でより吸収されやすい形(アグリコン型イソフラボン)に変化させるため、腸内でのイソフラボン吸収効率が高まることがわかっています。

植物由来の乳酸菌とは
野菜や豆類、穀類などの植物素材から分離した乳酸菌のことです。日本人は、昔から漬物や味噌、醤油といった発酵食品に植物由来の乳酸菌を利用し、摂取してきました。このことから、植物由来の乳酸菌は日本人のお腹になじんだ一番相性が良い乳酸菌と言えます。

マルサンアイの豆乳グルトについて
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味噌について

あわせみそのパイオニアであるマルサンアイは、においしい「みそ」をつくることを追求しています。厳選した国産の「大豆」「米」「麦」を使用して、丁寧にみそ作りを行うマルサンみその特長や、歴史をご紹介いたします。

マルサンアイの味噌について
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