1980年に豆乳工場を構え、販売を始めました。
「食」を預かる私たちの企業としての
想いをご紹介します。
私たちは1952年に「岡崎醸造」という名称で味噌づくりからスタートしました。国内で初めて米味噌と豆味噌とだしをブレンドした「ミックスみそ」や業界で初めて鮮度ボトルを使用した「鮮度みそ」シリーズなど、数々の“国内初・業界初”に挑戦し実現してきました。
豆乳の製造・販売を始めたのは、1980年。
味噌の消費量が落ちる夏場でも大豆の栄養を摂ってもらいたい、と考えたのがきっかけでした。
「お豆のお乳(ちち) からだにえ〜よ〜」のフレーズと共に、マルサンアイの豆乳は全国に広がりました。
1983年頃、「健康によさそう」という漠然としたイメージで豆乳需要は高まりましたが、当時は大豆の青臭さが強く、おいしくないという理由で、豆乳ブームが去り、低迷期に入りました。
カラダにいいのはわかっているけど、おいしくないから続けられない…
「大豆」の会社として、カラダにいいだけではなく、おいしく飲めるものをつくるにはどうしたらいいだろうと考え、企業理念である「健康で明るい生活へのお手伝い」を目指し、試行錯誤しながら、数々の挑戦がはじまります。
まずは、豆乳をおいしく飲めるようにつくること。大豆特有の青臭さ・渋みを軽減するために酵素の働きを抑制する「酵素失活」の方法などをさらに研究し、大豆本来のおいしさを引き出すことに成功しました。その後、マルサンアイ独自の「大豆まろやか製法」で口当たりがなめらかで飲みやすく、大豆のおいしい栄養がしっかり摂れる豆乳を作ることができるようになりました。段階をふみながら豆乳へのこだわりを深めています。
おいしく豆乳を作れるようになりましたが、カラダによくても豆乳の原料である「大豆」の産地にもこだわりたい、口にするものだからこそ安全・安心できるものが良いというニーズに応えるため原材料である大豆に着目しました。
輸入大豆の中でも厳しい管理下で栽培された貴重な「有機大豆」を使用した豆乳や、国産大豆を使用した豆乳。
大豆は産地によっても品質が異なるため、多種多様な大豆を使用し、より多くの方に飲んでいただけるよう、様々なライフスタイルに合わせた豆乳の開発を続けています。
さまざまな種類の大豆でおいしく豆乳を作る研究が進む中で、
「私たちがこだわり抜いた特別な大豆で作った豆乳はさらにおいしい豆乳になるのではないか」という想いが生まれました。
農研機構と協力して大豆の品種改良を行い、ひとつ上の豆乳ブランドに使用している「きぬさやか」を育種しました。
もっとたくさんの方に本当においしい豆乳を飲んでいただきたい想いから、大豆の開発にまで携わっています。
どんなニーズにもお応えができるように豆乳の研究・開発を続けてきた結果、粗豆乳だけでも30種類以上にも増えました。豆乳が好きな方にはもちろん、苦手な方やこだわりがある方に私たちの想いを込めた商品を今後もお届けできればと考えています。
※粗豆乳…豆乳を作る素になるもの(無調整豆乳になるものもある)
※粗豆乳…豆乳を作る素になるもの(無調整豆乳になるものもある)